ウクレレの歴史とは?起源から日本での広がりまで分かりやすく解説!

- ウクレレってハワイの楽器だよね?
- いつからあるの?
この記事では、「ウクレレの歴史」をキーワードに、ウクレレの起源から現代までの歩みを分かりやすくご紹介します。
音色の可愛らしさと手軽さで人気のウクレレですが、じつは多くの国と文化をまたいで成長してきた奥深い楽器なんです。これを読めば、ウクレレの魅力がもっと深まるはずです!
ウクレレの歴史はポルトガルから始まった
ウクレレの起源は19世紀後半、ポルトガルのマデイラ諸島にあります。当時の移民がハワイへ渡る際、小型の弦楽器「ブラギーニャ(またはカバキーニョ)」を持ち込んだことがウクレレのはじまりです。
ポルトガルからやってきたこの楽器は、ハワイの現地職人たちの手で改良され、「ウクレレ」として誕生しました。
「ウクレレ」という名前の意味と由来
ハワイ語で「ウクレレ(ʻukulele)」は、「飛び跳ねるノミ」という意味を持ちます。
これは、演奏時の指の動きが素早く飛び跳ねるように見えたことから名付けられたという説が有力です。
また、ハワイ王朝ではウクレレを好んで演奏する王族もおり、ハワイ文化にしっかりと根付いていきました。
ウクレレの歴史を変えたハワイの人気
19世紀末から20世紀初頭、ウクレレはハワイの音楽とともに急速に知名度を上げていきます。1900年代初頭にはアメリカ本土で開かれた万博で注目を浴び、ハワイアンミュージックとともにブームに。
こうして、ウクレレはハワイを象徴する楽器として世界中に知られるようになりました。
日本におけるウクレレの歴史
昭和初期:ハワイ文化とともに上陸
日本にウクレレが入ってきたのは、昭和初期。
ハワイへの移民や交流の中で持ち込まれ、ハワイアンバンドが演奏するなどして徐々に広まりました。
高峰秀子や牧伸二の影響
昭和中期以降、女優・高峰秀子さんや芸人・牧伸二さんがウクレレを愛用していたことで、テレビでもよく見かけるようになりました。
とくに牧伸二さんの「やんなっちゃった〜♪」のフレーズは、ウクレレとともに多くの人の記憶に残っています。
現代のウクレレブームとその背景
近年、ウクレレは再び人気を集めています。理由は以下の通りです。
- 小さくて持ち運びやすい
- 音がやさしく癒される
- コードが簡単で初心者でも始めやすい
- SNSやYouTubeでの演奏動画の拡散
特に2020年以降は、在宅時間が増えたことで「おうち時間の楽器」としてウクレレを始める人が急増しました。
まとめ|ウクレレの歴史を知ると、もっと弾きたくなる!
ウクレレの歴史は、ポルトガル、ハワイ、日本とさまざまな文化をつなぐ魅力的なストーリーでした。ウクレレのシンプルな形の中には、長い歴史と人々のつながりが詰まっています。
これからウクレレを始める人も、もう弾いている人も、その音色の向こう側にある「歴史」に思いを馳せてみてくださいね。
